- プレイ人数
- 5 - 5人
- プレイ時間
- 200
- GM要否
- 不要
- 概要
- 人間はいとも簡単に重要な何かを見逃し、思い込んでは錯覚する。誰もが持つその性質を利用して、見る者を欺き、不可能を可能にするエンターテインメント――我々は、それを奇術(マジック)と呼ぶ。 某日某所、人里離れた小高い丘の上に建つ幻想邸(げんそうてい)と呼ばれる邸宅で、奇術師たちの会合が行われていた。主催者は千の奇術師、司丹神朔夜(しにがみ さくや)。カードにコイン、カップはもちろんのこと、大規模な消失マジックや脱出イリュージョンまで、彼にできない奇術はないと言われるほどの人物である。新ネタの開発頻度やトリックの斬新さも高く評価されており、彼が開く会合には毎年多くの奇術愛好家が詰めかける。 だが彼には一つ、巷(ちまた)で囁かれている重大な噂があった。「司丹神の周りでは人が消える」と。知る人ぞ知るそのフレーズは参加者に一抹の不安を与えながらも、ある意味で彼のミステリアスな魅力を増幅させる一助(いちじょ)となっていた。 此度(こたび)集った者たちには、噂に関することか、あるいは別のことか、それぞれ彼への思いや目的があると見える。互いに多くは語らぬまま、表面上はマジックショーや奇術談議で賑わっていた邸宅の一室にて、息絶えた男性が発見される。それは、他でもない司丹神朔夜の死体であった。 自らを隠し、相手を欺け。そして、種とともに鼻を明かせ。奇術師たちのミステリー、ここに開幕。