女には向かない授業

シナリオ詳細

プレイ人数
3 - 3人
プレイ時間
30
GM要否
不要
概要
7月7日。七夕の朝である。クリスマスに次ぐカップルのための一日に、授業を受ける学生の顔つきは様々であった。中でも、いっとう退屈そうな顔を並べて座っている三人組の女が、講義室の後方にいた。もとより、壇上で熱弁を振るう小太りのこの教授の授業は、女性からの評判がすこぶる悪い。唾を飛ばすねちっこい喋り方や、時折挟まれるつまらない下ネタや、繰り返される過去の業績の自慢話などが理由である。「うちら華の女子大生やで? 何が悲しゅうて七夕におっさんの自慢話聞かなあかんねん」 「安心しろ。お前の祈りが通じて今日は午後から雨予報だ」 「それは単に梅雨だからではありませんの?」 授業は終盤ということもあり、三人の集中力は完全に切れているようである。声のボリュ ームを抑える配慮はするものの、三人の女に雑談をやめる気配はない。 「お、なぞかけ思いついたで。カップルとかけてパチンコととく」 「......そのこころは?」 「どちらも、7が並ぶと喜ぶでしょう」 「くっっっそくだらないですわね」 「うちらもなんか博打でもしよか」 大学の講義室が賭場へ早変わりである。テーマはすぐに決まった。三人が共通して関わりを持っている大学の同回生──七条星乃についてである。 「最近、星乃には彼氏ができたらしい。うちら三人は、星乃がこの彼氏と〈一か月以内に別れる〉または〈一か月以内に別れない〉のどちらかにそれぞれベットする。正解が一人だった場合は、賭け金総取り。正解が二人だった場合は山分け。三人とも同じ方にベットした場合はこの博打は不成立や。それでええな?」 三人は合意した。 授業が終わる15分後、彼女らはどちらにベットするか決断を迫られることとなった──。